観音道場プロフィール

普陀山佛教网 2020-12-18

普陀山はサンスクリット語の potalakaの音訳で、またはポタルカ山、あるいは補陀洛山、ブダラなどと音訳しています。意訳すると光明山、小白花山などの意であります。

普陀山は五台山、峨眉山、九華山とともに中国仏教四大名山に数えられ、チベットポタラ宮と並んで観世音菩薩の応化道場であります。普陀山は地球上で最も高いエベレスト、最も深い西太平洋のマリアナ海溝、神聖なチベットポタラ宮、古いエジプトのピラミッド、神秘的なマヤ文明の遺跡などと共に北緯30度に位置しています。

『華厳経』には、「此の南方に山あり、名は補怛洛伽、彼は菩薩名観自在」との文があります。普陀山は『華厳経』に掲載しているインドの南シナ海の観音聖域によく似ていることから、つい「ポタルカ」と呼ばれており、観世音菩薩の応化道場となっています。また、普陀山は「震旦第一仏国」、「海天仏国」、「瑠璃世界」、「観音聖境」、「四海尊崇第一山、五朝恩賜無双地」の殊誉があります。

唐の大中10年(856年)、インド僧侶が潮音洞の前で観音様の示現なさることをお目にかかりました。唐の咸通4年(863年)、日僧慧鍔が聖地の五台山から観音聖像を請得して帰国しようと、舟が舟山に到着した時、海には莲の花が満開で、舟は渡れなくなりました。慧鍔は祈祷してから、潮音洞に至り、住民の張氏のお宅に観音聖像を奉納し、「不肯去観音院」と称し、衆生を度化し始めました。

千年以来、普陀山には多くの心霊勝境と観音感応の足跡が現れました。歴代の高僧大徳や、帝王諸侯や、豪傑雅士などは普陀山に多くの貴重な詩語の題刻、書画の墨宝と仏学の論著を残し、豊かな自然、人文的景観を形成し、中国の仏教文化の重要な宝物であります。

普陀山には主に普済禅寺、法雨禅寺、慧済禅寺、宝陀講寺、南海観音などの寺院があります。毎年旧暦の2月19日、6月19日、9月19日に観音香会があり、国内外から多くの人々が押寄せてきて敬虔な巡礼を行っております。

今日の観音道場普陀山はすでに世界の観音信仰の中心地となり、仏教聖地の一つであり、仏陀弟子の心の郷里であり、各地の人々の友好往来のプラットフォームであり、文化交流の重要な窓口であります。観音信仰は各民族の人々の感情を繋がる精神的な紐帯であり、観音精神は人の心の優しい、家庭や人間関係や社会や文明などの調和ないし世界の平和を実現する重要な思想の源泉であります。

                   

Editor:普陀山佛教 edit :弘法办